御庭(おにわ)
富士山の五合目付近にはカラマツが生えています。とくに小御岳神社からお中道(おちゅうどう)を反時計回りに大沢崩(おおさわくずれ)へ向かうと庭園のようなところを通ります。これが御庭でスバルラインからも登るところがあります。
N35.38547° E138.70985° 標高 2357.0m
[6] 標高差1400メートルの山頂部です。御庭からは白山岳が中央に見えます。
[7] 西に南アルプス荒川三山(聖岳・赤石岳・荒川岳)から塩見岳、農鳥岳までが見え、手前の身延山地も背景に溶け込むように見えます。こちらに近いところには天子山地の毛無山があります。
[8] 北西方向には南アルプス白根三山(農鳥岳・間ノ岳・北岳)から鳳凰三山が見え、手前は御坂山地の西部が並びます。さらに富士山の裾に大室山など側火山も見えます。
[9] 南アルプスが高度を下げ、右に八ヶ岳が見えます。空気が澄んでいればこの間に北アルプスが見えますが、常念岳まで137キロメートル、鹿島槍ヶ岳まで162キロメートルあるので、条件がよくないと難しいでしょう。手前は御坂山地が続き、富士山の裾には青木ヶ原樹海が広がって側火山もあります。市街地は韮崎市や甲斐市です。
[10] 北には金峰・国師から奥多摩へ続く山並みが見えます。手前の御坂山地は中央部、そして足和田山を中心とした山が見えます。足和田山の手前は鳴沢村の中心地、右の河口湖周辺は富士河口湖町の住宅などです。
[11] 遠くに奥多摩の山並みが見え、それに大菩薩が重なります。雲がかっているところに雲取山などがあります。手前の御坂山地は東部になり、高川山まで見えています。下界は中央が富士河口湖町、右が富士吉田市の市街地です。
[12] 北東方向には奥多摩の山並みと道志山地の西端部が見えます。市街地は富士吉田市から都留市にかけてです。奥多摩の山の向こうは関東平野で、鶴脚山の左側に茨城県古河市、馬頭刈山と生藤山の間に埼玉県の加須市や久喜市の方向です。空気が澄んでいれば連行峰と陣馬山の間に156キロメートル離れた筑波山が見えるでしょう。
[13] ズームで写したものを色補正したら北アルプスが写っていました。穂高連峰と常念山脈がわかりまが、高ボッチ山の向こうに見える立山周辺やその右側にある鹿島槍ヶ岳方面は霞んでいるようです。
ここからは以前から掲載しているもので、2006年の様子です。[2025年10月]
[1] 御庭山荘があった付近から山頂部を見たところです。やはりこちら側のピークである白山岳(3756.4m)が一番高く見えます。手前のカラマツが色づいていてきれいでした。
[2] 毛無山塊と南アルプスですが、早川の谷や朝霧高原が霞んでいます。建物が見えているところは朝霧高原と富士ヶ嶺で静岡と山梨の県境です。
[3] 甲府盆地も霞みはじめているので南アルプスが浮いています。
[4] 八ヶ岳から甲信境の山です。こちらもかなり霞んでいました。
[5] こちらも霞んでいて大菩薩がはっきり見えません。