甲州高尾山(こうしゅうたかおさん)

甲府盆地の東縁、甲州市勝沼町にある山で、旧勝沼町の中心から見上げる山です。JR中央線の勝沼ぶどう郷駅の南側までこの山の尾根が伸びています。西から「剣ヶ峰」、「甲州高尾山」、無名の3つのピークがあります。このうちもっとも高い無名のピークで360度の展望があり、あとの2つは樹林に囲まれています。下の緯度・経度はこの無名のピークのものです。2025年11月現在、地理院地図などには甲州高尾山の位置に「宮宕山」と記されています。
N35.66909° E138.76441° 標高 1120.0m

[1] 北側には金峰・国師の甲武信ヶ岳から雁坂嶺までが見え、その手前にある乾徳山や柳沢ノ頭が見えています。破風山がほぼ北です。この方向は葉が繁っていると見にくいでしょう。takaosan-koushuu_1

[2] 手前の稜線が高度を上げてくる前に奥多摩の唐松尾山が見えます。この方向には大菩薩嶺がありますが、すぐ北にある宮宕山と棚横手山などに隠れます。なお、2025年11月現在の地理院地図には甲州高尾山の位置に「宮宕山」と記されていて、登山地図などもそれを参照していますが、2000年ごろの地図には棚横手山の北東にあるこの山に「宮宕山」と記されています。takaosan-koushuu_2

[3] すぐ東側の山が見えています。大蔵高丸など大菩薩の山はこの稜線に隠れます。takaosan-koushuu_3

[4] すぐ東にある尾根が高度を下げ、ハマイバ丸の頭が見えます。さらに大菩薩南端の山が続きます。takaosan-koushuu_4

[5] 大菩薩が滝子山へと高度を下げ御坂山地へと繋がります。その低いところには道志の今倉山などが見えます。takaosan-koushuu_5

[6] 御坂山地北東部の三ッ峠山を中心とした山が見えています。takaosan-koushuu_6

[7] 南に御坂山地が続き、その上に富士山が見えます。御坂山地は2本の尾根がありますが、南側の黒岳などは北側の尾根に隠れるようです。takaosan-koushuu_7

[8] 御坂山地が続きます。北側の尾根が釈迦ヶ岳から高度を下げると南側の十二ヶ岳や節刀ヶ岳が見えます。大栃山は北側の尾根からさらに北側へ派生したピークですが、その両脇に南側の尾根の鍵掛と王岳が頭を出します。takaosan-koushuu_8

[9] 御坂山地が高度を下げ甲府盆地も見えています。そして遠くには南アルプスが安倍峠から並んでいます。takaosan-koushuu_9

[10] 南西から西にかけて南アルプスが並んでいます。甲府盆地には薄い霞がかかっています。takaosan-koushuu_10

[11] 甲府盆地の向こうに南アルプスの3000メートルの高峰群が並んでいます。第二の高峰の北岳(3193メートル)がほぼ西です。takaosan-koushuu_11

[12] 南アルプス北部の山が続き、しだいに高度を下げていきます。手前は金峰山から甲府盆地へ向かって伸びている尾根です。takaosan-koushuu_12

[13] 北西には八ヶ岳が遠くに見え、金峰山などが木の間に見えます。takaosan-koushuu_13

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