要害山[上野原](ようがいさん)
要害というだけあって戦国時代には甲斐、武蔵、相模国境沿いで最大級の「大倉砦」が築かれていた山です。眺望が良いので見張りには最適なところだったと思います。
N35.64656° E139.08710° 標高 536.0m
[1] 北東方向には山梨県上野原市と東京都檜原村や神奈川県相模原市の境の山が並んでいます。
[2] 手前の尾根が高度を下げると陣馬山が見えます。さらにこの尾根も高度を下げていきます。明王峠がほぼ東です。
[3] 陣馬山から都県境の尾根が高度を下げていきます、手前は本陣山が山梨県上野原市、鷹取山は神奈川県相模原市で、県境がこのあたりを通っています。嵐山は相模湖の南にある山、城山は津久井湖の南、名手山は津久井湖の北にある山です。遠くが霞んでいなければ嵐山の奥に千葉県の木更津、城山の右奥に横浜方面が見えるでしょう。
[4] 南東方向は上野原市街地の向こうに丹沢の仏果山が見え、手前には相模川南岸の山が見えます。鶴島金剛山は上野原市、高倉山は相模原市で、この方向も県境を挟んでいろいろな山が見えます。
[5] 丹沢が高度を上げてきますが、手前の尾根が高いので、丹沢山や蛭ヶ岳は山頂部が見えるだけです。
[6] 南側の山並みが丹沢から道志へと続いていきます。手前は桂川(相模川)南側の山です。左の赤鞍ヶ岳は別名「ワラビタタキ」で上野原市と道志村の境、右の赤鞍ヶ岳は別名「朝日山」で上野原市と道志村に加えて都留市の境です。
[7] 南西に道志の山が続きます。桐木差山や馬場ボッチがある九鬼山東稜が高度を下げるので、富士山の西斜面が長く見え、側火山の奥庭が望めます。相定ヶ峰は倉見山の西峰です。
[8] 富士山の右裾手前には九鬼山が見えます。その奥は三ッ峠山から河口湖へ延びる稜線です。三ッ峠山の右側に写っている大きな緑の木の後ろに高川山があります。
[9] 西に大月市との境にある扇山が大きく見え、さらにすぐ近くの不老山が見えます。
[10] 西から北西にかけては和見集落を取り囲むようにそびえる高さ千メートル前後の山が見えています。
[11] 北西にコヤシロ山から尾根続きの二本杉などが見えます。この尾根は[10]の雨降山へ続き、さらに西へ権現山などへ続きます。丸山は檜原村との境に連なる浅間尾根にある山です。
[12] 北には浅間尾根の千メートル前後の山並みが続きます。