小富士(こふじ)
須走口五合目から北(山頂に向かって右)へ進んでいくとすぐに案内板と分岐があります。そこから苔が美しく鳥の鳴き声が聞こえる林の間を約20分歩くと小広い砂礫地に着きます。ここが地図に小富士と記されたところで、小高くなっている所で振り返ると富士山頂が見え、八ヶ岳から箱根まで180度の大パノラマが広がります。砂礫地を右のほうに下る道を進み、林を抜けると砂礫地があり、ここが三角点のある場所で北緯35度22分20.7秒、東経138度47分00.7秒、標高1905.6メートルです。
N35.37350° E138.77908° 標高 1979.0m
[1] 砂礫地を30メートルほど下ったところから山頂部です。左の高いところが大日岳、その左に少し下がったところが成就岳です。
[2] 砂礫地を30メートルほど下ったところで左を見ると御坂山地の向こうに茅ヶ岳や八ヶ岳が見えます。空気が澄んでいれば八ヶ岳の左裾に北アルプス蓮華岳や爺ヶ岳が見えるかもしれません。
[3] 北の眺めです。御坂山地とその向こうには金峰・国師の山並みが見えます。
[4] 北から北北東にかけて大菩薩の山並みと遠くに奥多摩が見えます。手前は御坂山地東部から道志の西端部があり、その間に富士吉田市街地から桂川の谷が見えます。
[5] 道志西部の山と奥多摩です。手前の薄茶色の部分は北富士演習場です。
[6] 北東には山中湖と回りの山、道志から丹沢にかけてが見えます。山中湖の夕焼けの渚は「日本の渚百選」に選ばれているところです。
[7] 山中湖の南側で山梨県と静岡県の境にある三国山などが見え、その向こうは丹沢、そして平野部が広がっています。畑尾山と角取山の間が横浜の方向です。
[8] 箱根の山です。手前は静岡県御殿場市、奥は相模湾沿いの神奈川県平塚市など、そして房総半島が木更津から館山まで見える方向です。
[9] 箱根から伊豆半島へ続く部分です。
[10] 三角点があるピークから見える山頂部です。