薬師岳（やくしだけ）

鳳凰三山は森林限界が高く、この薬師岳（2780m）は山頂部でやっと展望が開けるといった感じですが、その展望は素晴らしいものです。南には富士山が浮かび、西には迫力満点の北岳、北には地蔵ヶ岳へ続く尾根と甲斐駒ヶ岳、さらに八ヶ岳と北アルプス、東には奥秩父の山々が連なります。
N35.69598° E138.31163° 標高 2780.0m

[1] 薬師岳山頂から北側の眺めです。稜線続きの観音岳、高嶺、アサヨ峰が見えます。さらに北沢峠へ下った稜線が仙丈ケ岳へと続いているのが見えます。

[2] 薬師岳の山頂部です。花崗岩とハイマツのコントラストが美しい山頂でした。"薬師岳"と書いてある指導標があるところは西側の稜線で、このいちばん高いところは東側の稜線にあります。

[3] 雲海に浮かぶ富士山と上空の満月です。実際にはもう少し暗いのですが、デジカメががんばってくれたので明るく写りました。

[4] 薬師岳山頂部で日の出を待っているときの間ノ岳から荒川岳にかけての稜線です。手前は薬師岳西側の稜線です。7月23日4時半ごろ、頬にあたる風が冷たく、手がかじかんでくるほどでした。

[5] 上の写真の続きで間ノ岳と北岳です。さらに北岳の稜線が落ちたあたりに中央アルプスが見えています。西側の稜線でも日の出を待っている登山者が多かったのですが、薬師岳山頂部は東側のほうが高いので、日の出を見るのなら東側のピークがいいでしょう。7月23日の太陽は雁坂峠から昇ってきました。

[6] 日の出前の雲海に浮かぶ富士山です。デジカメががんばって明るく写してくれました。

[7] 赤く染まった白根三山（北岳・間ノ岳・農鳥岳）です。