別山(べっさん)
雷鳥沢キャンプ場から立山三山を時計回りに歩いたので、その最初が別山になります。別山は立山主峰部の北に大きな山体を持つ山です。2874mの山頂はなだらかで、雪解けのあとに硯ヶ池という池ができるらしいですが、2007年夏は残雪が多く、雪田が残っていて池にはなっていませんでした。
N36.59544° E137.61779° 標高 2874.0m
[1] 北東に見える北アルプス後立山連峰の北部です。雪田がこんなに広く残っていますし、白馬岳(しろうまだけ)にも残雪が見えます。別山北峰の後ろには唐松岳(からまつだけ)が隠れています。
[2] 北東から東にかけての山並みです。五龍岳(ごりゅうだけ)と鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)の間に上越国境方面が見えそうですが、雲に隠れているようです。鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の間の志賀高原の山は見えているようです。
[3] 上の写真に写っている範囲をズームで写したものです。まずは五龍岳と鹿島槍ヶ岳の間ですが、妙高山や飯綱山など北信の山は見えていましたが、越後駒ケ岳などは雲に隠れているようです。
[4] 2枚めの写真の鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の間です。こちらは志賀高原の横手山(よこてやま)などとともに、爺ヶ岳の後ろに浅間山(あさまやま)に連なる四阿山(あずまやさん)が見えています。
[5] 爺ヶ岳から蓮華岳(れんげだけ)にかけてとその向こうに見える山です。奥秩父の両神山(りょうかみさん)あたりが見えているようです。
[6] 黒部の谷を挟んで反対側の山並みとその向こうに八ヶ岳や南アルプスが見えています。ここから富士山までは169.7kmあります。富士山までの見通し線は松本市街の南西、諏訪湖の北東岸、富士見町富士見峠、韮崎の南、甲府盆地南端、精進湖を通ります。下諏訪や富士見峠からの富士山と形が同じになり、八ヶ岳と南アルプスの間から見えるために比較的裾野まで見えるのです。
[7] 富士山の部分をズームで写してみました。八ヶ岳や南アルプスのピークもわかります。私が良く見る南アルプスとはピークの順番が変わっています。
[8] 南に連なる立山主峰部を見たところです。遠くには南アルプスや御嶽山が見えていました。この稜線をこれから歩いていくことになります。この写真では大汝山(おおなんじやま:3015m)よりも富士ノ折立(ふじのおりたて:2999m)のほうが高く見えますが、近いためです。
[9] 室堂を囲むようにそびえる立山三山の南部とその向こうの北アルプスです。笠ヶ岳のきれいな三角形が目立っていました。
[10] 南西方向で、遠くに白山が見えているのはわかったのですが、この方面の詳しい山並みはわかりませんでした。