権兵衛峠(ごんべえとうげ)

現在は4.5kmのトンネルで通り抜けられますが、2006年以前は国道の伊那側は徒歩のみ、別に狭い林道がかろうじて通じていたところです。下記の緯度経度は現在の峠駐車場の値です。さらにそれ以前、耕地が少ない木曽谷へ伊那から米を運んだり、中山道の宿場人足だけでは足りないようなときに伊那から人足が往復した旧街道の権兵衛峠は北緯35.872233度、東経137.856922度、標高1520mです。
N35.87546° E137.85736° 標高 1546.0m

[1] 駐車場の登山口と反対側にある開けたところから南アルプスが見えます。これはここから見えるいちばん北側の甲斐駒ヶ岳付近です。甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の間に山梨県側にある早川尾根のアサヨ峰が見えます。gonbee_1

[2] 南アルプス白根三山付近です。第二の高峰「北岳」をはじめとして三千メートルの高峰が並んでいます。gonbee_2

[3] 南アルプス荒川三山付近です。手前には伊那山脈が並行しています。gonbee_3

[4] 自動車で行ける権兵衛峠の頂上付近にある広場です。経ヶ岳への登山口はこの後ろにあります。見ているのは南側で木曽側に分かれた山並みの一部が見えます。gonbee_4

[5] 徒歩で越えていた時代の権兵衛峠にある分水嶺の碑です。この峠が中央分水嶺になっていて、この向きで左側は奈良井川から犀川、信濃川となって日本海へ注ぎ、右側は北沢川から天竜川となって太平洋に注ぎます。ここへ行くには[4]の左奥にある建物の左側に案内板と道があり、鉄塔のところを通って約8分です。峠は樹林に覆われ展望はありません。gonbee_5

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