赤岳(あかだけ)
赤岳は八ヶ岳の主峰で2899mの高さがあり、日本の高峰のほとんどを眺められます。八ヶ岳は広大な裾野を持っていて標高1300m程度までは緩やかなため現在では自動車道が通じているところが多数あり、そこから半日で主稜線に達することが可能です。赤岳も日帰りする登山者がいるぐらいですが、ゆっくり眺めを楽しむには稜線上の小屋に宿泊するのがいいでしょう。
N35.97067° E138.36994° 標高 2899.0m
[1] 南側に見える富士山です。下界が霞んでいるのではっきりしませんが、御坂山地の山並みの上に富士山がある形になります。そして近いところでは茅ヶ岳や曲岳が見えています。
[2] 富士山の西側にある毛無山が見え、甲府盆地の南のほうをはさんで南アルプスが見えます。雲の下に韮崎市街が、手前の山は赤岳から南に延びる山脈が権現岳で2つにわかれた東側の三ツ頭で、この尾根はやがて清里の高原地帯に下りていきます。
[3] 赤岳の南側に連なる山と釜無川をはさんで対峙する南アルプス北部です。南へ続く南アルプス主脈は北岳や農鳥岳の影に隠れています。
[4] 権現岳で西へ別れて網笠山から西岳へと高度を落とす尾根とその向こうにこれも高度を落とす南アルプスです。その奥に霞んでいますが、中央アルプス南部が見えています。
[5] 中央アルプスの山並みです。よく見ると恵那山も見えています。
[6] 南アルプスは守屋山を最後に諏訪盆地におりていきます。中央アルプスも高度を落とすのですが、その向こうには御嶽山が見えます。
[7] 隣の阿弥陀岳と御嶽山や乗鞍岳です。朝なので順光になる方向ですが、霞んでいて細かい稜線ははっきりしません。
[8] 八ヶ岳のふもとに広がる高原と霧ヶ峰、そして高ボッチ高原が見えています。さらに霞んでいるものの北アルプスが見えています。
[9] 北八ヶ岳方面が見えています。さらに美ヶ原や北アルプスの後立山方面が見えます。
[10] 双耳峰の天狗岳、爆裂火口の硫黄岳と特徴ある山が見え、はるか遠くには妙高山が見えます。また、霞みの上に四阿山など長野県と群馬県の境をなす山並みが見えてきます。
[11] 浅間山と高峰高原が見え、その間に草津白根山や横手山が見えます。
[12] 赤岳頂上山荘がある北峰とその東に続く山並みですが、遠くは霞んでいて近いところだけが見えています。空気が澄んでいれば谷川岳から尾瀬・日光方面が見えるはずです。
[13] 野辺山高原をはさんで向こう側の御座山(おぐらさん)など長野県佐久地域の山並みです。西上州・秩父方面は霞んでいるようです。
[14] 秩父・甲斐方面の山々が見えています。
[15] 大菩薩嶺から南方面、茅ヶ岳など甲府盆地の北から東を取り巻く山々です。空気が澄んでいれば奥多摩がこの方向です。