金時山(きんときやま)

箱根外輪山にある山です。「足柄山の金太郎」が有名になりこの山名になりましたが、かつては猪鼻岳と呼ばれ、その名の通り、山頂部には急峻な斜面があります。
N35.28965° E139.00490° 標高 1213.0m

[1] まず初めに富士山です。矢倉沢峠から登ってくると山頂に着いた途端にこの光景が目に飛び込みます。富士山の右裾に第二の高峰、3193メートルの北岳が見えます。kintoki_1

[2] 富士山の右裾に見えている南アルプスをズームで写しています。白根三山のうち間ノ岳と北岳、鳳凰三山と仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳が見えます。kintoki_2

[3] 山頂にある石の台座に金属の山名盤をはめ込んだ重厚な展望盤です。ところが北岳の方向に甲斐駒ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の方向に八ヶ岳連峰と記されています。1990年(平成2年)に実業之日本社から刊行された『続・展望の山旅』で、田代博氏(2021年没)が指摘しているのに30年以上修正されていないのです。kintoki_3

[4] 富士山の右側に2枚めに紹介した南アルプス以外に御坂山地と山中湖の南にある山が重なって見えています。これより右は樹木と建物に隠れて見えません。もし、遮るものが無ければこの黒岳の右側に八ヶ岳が見えます。kintoki_4

[5] 南側に早雲山などと外輪山が見えます。聖岳はさらに南側にある尾根です。遠くが霞んでいますが、弁天山のむこうに伊豆大島がある方向です。kintoki_5

[6] 南に噴煙を上げる大涌谷を懐に抱えた箱根山が大きく聳えています。その右奥に伊豆の山が見えます。kintoki_6

[7] 仙石原高原と芦ノ湖の西の外輪山が見え、遠くに伊豆半島の山が見えます。kintoki_7

[8] 芦ノ湖外輪山と伊豆半島の山が見えます。大平山は沼津アルプスの山です。kintoki_8

[9] 金時山から乙女峠へ向かうときに通る長尾山が近くにあり、その向こうには愛鷹連峰が並んでいます。霞んでいなければ三保の松原や日本平が愛鷹山の左側に見えるかもしれません。kintoki_9

[10] 愛鷹連峰の越前岳と富士山の間に南アルプス深南部が見えます。富士山は左端が剣ヶ峰、中央に伊豆岳が見えます。kintoki_10

[11] 越前岳と富士山の間を切り出してみました。富士山の裾に隠れそうなところのピークは光岳の南にある信濃俣の南にあるピークです。kintoki_11

[12] 山頂から足柄峠のほうへ100メートルほど降りたところからは北側にある御坂山地や道志山地が見えます。
これは山中湖の南にから東にかけての山とその向こうの三ツ峠山です。kintoki_12

[13] 酒匂川を挟んだ向こうの山とその奥に道志の山が見えます。もう少し空気が澄んでいると雲取山や三頭山などが見える方向です。真中の黒い線は山頂の茶屋に荷物を運搬するためのワイヤーです。kintoki_13

[14] さらに右を見ると丹沢の山が続いています。坂道の途中なのでほかの登山者に注意して眺めてください。kintoki_14

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