前武尊(まえほたか)
群馬県の北部にある武尊山(ほたかやま)は日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征した際に登ったという伝説があります。武尊山は独立した火山で大きな山容を横たえて頂稜は多くの峰にわかれています。前武尊は南側の川場村から登る際の初めの峰になるところで、東から南にかけての眺めが得られますが山頂のすぐ北側では西側の眺めが得られます。
N36.78994° E139.14628° 標高 2039.7m
[1] 東側の皇海山(すかいさん)から袈裟丸山(けさまるやま)にかけての眺めです。
[2] 袈裟丸山の南側には低い山並みが続きます。空気が澄んだ日には関東平野の建物が見えるかもしれません。
[3] 群馬県のというより上州のといったほうがいいかもしれない赤城山です。赤城山の西側が低くなったところに武甲山など秩父方面の山が見えます。
[4] これは山頂から武尊山のほうに向かってすぐのところから見える榛名山方面です。手前には小野子山と子持山があり、沼田の市街地も見えます。空気が澄んでいるときには金峰山や国師ヶ岳など、さらに八ヶ岳が見えることでしょう。
[5] 浅間山方面です。これで群馬県を代表する山のほとんどが見えます。三峰山は巨大な台のようです。
[6] 雲に隠れていますが四阿山や白根山、そして志賀高原の方向です。
[7] 後半の4枚は武尊山のほうに向かってすぐのところから見えるものですが、木の間を抜けると目の前に合掌造りの屋根が飛び込んできます。すぐ北の剣ヶ峰で、道はこの手前を巻いていきます。そしてアップダウンを繰り返して家ノ串山に登り、少し下ってから中ノ岳の手前を通って武尊山最高峰の沖武尊に登りつきます。