安達太良山（あだたらやま）

西側に大きな火口を持つ火山です。2023（令和5）年7月2日現在の噴火警戒レベルは1です。山頂部に岩が突出していることから、別名乳首山（ちくびやま）とも呼ばれています。
N37.62112° E140.28797° 標高 1699.7m

[1] ロープウェイ山頂駅からすぐの所にある薬師岳展望所から見た山頂部です。高村光太郎の詩集『智恵子抄』」にある「あどけない空」に書かれている一節が標柱に刻まれています。

[2] 標高1600メートルぐらいから草地になり、山頂部はこのような岩礫帯で、そこから岩が突出しています。

[3] 南に連なる和尚山の東側は麓から湧いてきた雲に覆われています。これは前日に降った雨の水分が日差しで湧き上がってきたもので、このあと30分ほどで消えました。

[4] 和尚山から右側遠くに那須連峰が見えます。手前はいくつかの山並みが重なっていて、猪苗代湖が見えます。藩領境の松は猪苗代湖南岸の郡山市湖南町にあり、江戸時代の二本松藩と会津藩の境でしたが、今は行政界ではありません。霞んでいなければ額取山の左奥が宇都宮市などが見え、那須連峰が高度を下げた右側に日光の山が見えるででしょう。

[5] 南西方向です。猪苗代湖の翁島が見えます。さらに遠くは下郷町の山あたりが見えています。雲が無ければ川桁山の左奥に会津駒ヶ岳が見えるでしょう。

[6] 西に磐梯山が見えます。

[7] 西から北西にかけてです。船明神山の西にある火口壁の障子ヶ岩が見え、そのむこうには飯豊山が見える方向です。また、右端遠くには西吾妻山が見えるはずですが、雲に隠れています。

[8] 山頂岩の基部から北へ50メートルほど行ったところから北のほうを見たものです。鉄山や矢筈森と北側の火口壁である胎内岩が見えます。雲が無ければ胎内岩の遠くに西吾妻山が見えるでしょう。