鳳来寺山[奥三河](ほうらいじさん)
愛知県東部の三河高原にある山で、表参道には約1400段の石段があり、中腹に鳳来寺と鳳来山東照宮があります。鳳来寺と東照宮から山頂へは奥の院を経由する道と天狗岩を経由する道があります。山頂標識があるピークは樹林に囲まれて展望はありませんが、奥の院の上にある岩場、山頂の北にある瑠璃山、天狗岩、鷹打場からはそれぞれ方向が違いますが展望があります。[1]〜[9]は山頂瑠璃山から、[10]〜[12]は鳳来寺本堂前にある田楽堂から、[13]〜[15]は奥の院上の岩場からの眺めです。
下記の緯度経度標高は瑠璃山のものです。
N34.98409° E137.58281° 標高 695.0m
[1] 北側に見えるのは尾根続きの棚山高原方面から宇連山へと続く尾根です。
[2] 北北東には宇連山から北へ続く尾根と設楽町の低い山が見えます。遠くに白い山が見えている方向で南アルプスの仙丈ヶ岳や北岳です。
[3] 北東には手前の旧佐久間町あたりの山が見え、遠くに南アルプス南部の山が見えます。明神山は新城市と東栄町の境にある山です。
[4] 山頂で位置を変えて南アルプス南部の山を写しています。
[5] 南アルプス南部の山が連なりますが、黒法師岳で南に分かれた尾根の房小山や鋸山、高塚山が見えます。このあたりは静岡県の旧水窪町と旧春野町の境です。そして手前の旧佐久間町の竜頭山や橿山が見えます。気象条件が良ければ、高塚山の左、戸口山の向こうに3776メートルの剣ヶ峰を真ん中にした山型の富士山頂が見えるでしょう。
[6] 東方向です。南アルプスの枝分かれした山並みがつながっていますが、見えているのは愛知県と静岡県の境付近にある山です。
[7] 南へ近くの山並みが続きます。
[8] 山並みが高度を下げて行き、浜松市街地が見えます。
[9] [2]の写真に写っている白い山が見える部分をズームで写しています。約100キロメートル離れた南アルプス主脈の仙丈ヶ岳や北岳が見えます。
[10] 標高450メートルのところにある鳳来寺田楽堂からの南側の眺めです。富幕山や坊ヶ峰などは愛知県と静岡県の境の山です。
[11] 南西方向には新城市と豊橋市の境にある吉祥山や旧作手村の雁峰山など近くの山が見え、その向こうに渥美半島や鳥羽、伊勢方面の山が見えます。
[12] 遠くに見えているところをズームで写しています。大山と雨乞山は渥美半島にある山、青峰山や朝熊ヶ岳は鳥羽にある山です。
[13] 奥の院上にある岩から見た門谷の門前町です。
[14] 南側には旧鳳来寺町の城山や大森山が見え、その右に静岡県境の山が見えます。2つある浅間山は向かって右側を「下の浅間山」と呼ぶようです。
[15] 静岡県との境の山が続き、手前に新城市の山が見えます。
[16] 新城市から豊橋市にかけての山が見えます。さらに遠くに渥美半島の山が見えます。
[17] 渥美半島の山と遠くに伊勢の朝熊ヶ岳が見えます。