交野山(こうのさん)
大阪府と奈良県の境にある生駒山地にある山で、360度の展望があり、比叡山や愛宕山、生駒山などが見える他に歴史に名高い天王山や石清水八幡宮、さらに大阪、神戸、京都などの市街地が見えます。
N34.78647° E135.70943° 標高 341.0m
[1] 南側には生駒山地の主峰と言っても良い生駒山などが見えます。生駒山は大阪・京都・神戸方面への放送アンテナが林立する電波基地となっています。
[2] 南西方向です。清滝山は四條畷市の山です。空気が済んでいれば大阪府と和歌山県の境の山並みや淡路島の諭鶴羽山地が見えます。
[3] あべのハルカスや大阪のビル群が見えます。その向こうに淡路島の山が見える方向です。さらに明石海峡大橋や六甲山の西のほうが見える方向です。
[4] 六甲山より西側は霞んでいて明石海峡大橋までは見えませんでしたが、ほぼ西にある六甲山のピークはかろうじて見えました。岩倉山は宝塚市街の西にある山、畑山は西宮市北部の山です。
[5] 吾孫子の峰、中山、大峰山は宝塚市街の北にある山、六個山は箕面市街の北にある山で、そこから箕面市や茨木市の北にある山が続いています。鉢伏山が2つありますが、右の鉢伏山は大阪モノレール彩都西駅の北にある山です。
[6] 北西方向です。箕面から続いている山並みが茨木市や高槻市といった大阪府北部へ伸びています。半国山は府境を越えた京都府亀岡市の山です。
[7] 大阪平野(河内平野)の北部の北辺にある600から700メートル程度の山並みが続き、歴史に名高い天王山などがその手前に見えます。ポンポン山は山頂部を歩くと「ポンポン」という音がするという山、そして火伏・防火に霊験のある愛宕神社がある京都市最高峰の愛宕山が見えます。
[8] 京都北山が雲に隠れているのが残念ですが、世界遺産の石清水八幡宮がある男山が見え、さらに王城鎮護の比叡山など、歴史に名高い山が見えます。空気が澄んでいれば比叡山の左奥に比良山地の蓬莱山が見えるでしょう。
[9] 京都市の市街地や百人一首に出てくる逢坂山などが見えます。(第二十五番「名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」[三条右大臣])
手前の国見山は「枚方八景」の一つで、眺めがよいところです。
[10] 甘南備山(かんなびやま)は「今昔物語集」に登場する山で、京田辺市観光協会のホームページによると平安京を建設する際の南の基点になったところということです。大峰山は京都府宇治田原町にあり、矢筈ヶ岳は湖南アルプスといわれる山並みの一つです。阿星山は滋賀県甲賀市にある山です。
[11] 岩間山の左側遠くに白いものが見えているようなので、抜き出してみたら伊吹山のようです。方向は42度、ほぼ北東です。
[12] 茶色の鉄塔のところに白い山が見えると気になった方向です。当初は伊吹山かと思ったのですが、「カシミール3D」で調べると67度(東北東)にある鈴鹿山脈の雨乞岳でした。このすぐ右(南)には御在所山がありますが、手前の山に隠れるのか、霞んでいるのか微妙なところでした。
[13] 宇治田原町の鷲峰山などが見えます。
[14] 三上山がほぼ東です。京都府南部から奈良県北端部の山が見えます。399.6m峰は奈良市柳生にある山です。
[15] 南東方向です。奈良市の東側にある山から天理市にかけての山が見える他に、奈良市の若草山(三笠山)も見えます。同行した知人によれば若草山の右下に東大寺の甍が見えたことがあるということでした。
[16] 南南東方向です。遠くが霞んでいるので近いところだけが見えていますが、大台ケ原などが見える方向です。
[17] 南側、[1]の写真の左側に薄く見えていたので、ズームで写したものです。大阪と奈良の境にある金剛山が見えます。葛城山もこの方向ですが、霞んでいて特定できません。
[18] 山頂にある観音岩です。この上に登ると360度の展望がありますが、足元に注意して眺めてください。